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アマイ・ウムクトゥ・プロジェクト

島の宝は高齢者の生きる知恵・経験・技 
島のアマイ・ウムクトゥに学ぶプロジェクト

 高齢者の経験や生活の知恵を記録にとどめ、そこから次世代へひき繋ぐべき島の宝物を再発見していく取り組みとして「アマイ・ウムクトゥ・プロジェクト」を実施しています。
 アマイ・ウムクトゥとは、島で生きてきた高齢者の生きる知恵、生きる力、生きる思想を指す池間の言葉です。まずは、戦前の姿を知る高齢者へのインタビューを通じて、島のアマイ・ウムクトゥを学び、記録しようと思います。その知識や技を次世代に伝承する仕組みとして、「学びの場」を作っていくことが必要となります。
また、これらを何らかの「形」にしていくため、島の素材を用いた手仕事(ミソや豆腐づくり、イカの餌木(イカビジュ)、アダナスの縄や草履など)や、 かつて島で作られていた農産物の見直し、海産物の付加価値を高めていく工夫など、「生産の場づくり」も求められています。


アマイ・ウムクトゥ手帳

アマイ・ウムクトゥの掘り起しと還元

インタビューを通じて得られた島のアマイ・ウムクトゥは、話者やそのご家族には、「手帳」という読み物のかたちに書き起こしてお返したいと思います。最終的にはこの手帳を綴った「アマイ・ウムクトゥ本」を作成して、島人たちの知恵や経験を一人一人の語りとして、未来へ伝え活かしていきます。

手仕事の記録・再現:アマイ・ウムクトゥヌしおり

手仕事の記録と再現

 池間島の特徴・特殊性に関するいくつかのテーマ、特に手仕事に関しては「アマイ・ウムクトゥヌしおり」としてまとめていきます。

イキマ島こよみ

島の自然と文化を1日1枚ずつ紹介

 池間島の「アマイ・ウムクトゥ」をかたちにした島こよみです。今では姿を消してしまったものもありますが、島はどのような自然の営みや先人たちが残した文化、人との繋がりの中で生きてきたのか、その豊かさをお伝えしたいと考えました。池間島の言葉、島の行事、ニガイの日取り、旧暦、潮位、池間島マップなど池間島の暮らしに特化した情報を収録しています。


いけまシマ学校の開校

アマイ・ウムクトゥの学校

 アマイ・ウムクトゥの中から、島の素材やそれを加工する技、伝統食や歌謡などの文化を直接的に継承・発展させていく仕組み作りを計画しています。これを「学校」という形で展開し、高齢者を「いけまシマ学校」の講師として迎え、島の文化や歴史、自然、くらしの技と知恵を後進に伝達してもらいたいと思います。
  高齢者のアマイ・ウムクトゥは、島内の後輩のみならず、体験プログラムとして島外からの訪問者(観光客や修学旅行者)へ受け渡しすることも模索中です。現在は、イキマフツ(池間言葉)、料理、歌謡、手仕事、歴史・民俗、織物・染色などの講座が候補としてあがっています。
 2014年4月に開校し、毎月1回ずつ開講しています。講座内容や講師の選定は島の高齢者と次世代のメンバーからなるシマ学校生徒会の話し合いで決定していきます。

いけま暮らし資料館の開館(計画中)

ありのままの暮らし文化

 現在、池間小中学校に保管されている民具類と1960年代に撮影された当時の写真を常設展示する「いけま暮らし資料館」の開設を計画中です。
 設置場所の問題などがあるためいまは構想の段階ですが、資料館では、語り部による解説、伝統行事のビデオ上映、観光名所案内、祭事場(拝所)への立ち入り制限・注意などを行いたいと考えています。
 それによって、@高齢者が実体験を通じて生活文化を伝える役割を担うこと、A観光客のみならず、島民自らも地元観光ガイドとして、池間島の生活文化を学ぶ機会を得られること、Bこどもたちの学習の中で地域文化を学ぶと同時に、自ら地元を調査する体験ができること、C資料館がビジターセンターとして、来島者と島民をつなぐ結節点となること、といった効果が期待されます。

在来作物の復活

ウツマミ(下大豆)の記憶

 90代の高齢者のお話から、池間では多様な豆類が栽培されていたことが解ってきました。戦前はウツマミ(下大豆)と呼ばれる小さな豆が栽培され、味噌や豆腐はこれで作られていました。戦後は「高アンダー」「低アンダー」といった大豆が導入され、次第に作られなくなっていったようです。
 しかし、このウツマミは、現在は緑肥としてキビ畑の地力回復に使われていました。この効果は絶大と言われています。また、この豆で作った豆腐は大変おいしいとも言われています。2013年の秋にこの種豆を下地の農家さんに分けて頂き、12kg確保することができました。2014年より、島内の耕作放棄地を再生した畑にて栽培を始めています。
栽培の記録はこちらからご覧いただけます。
                                ◆右が普通の大豆、左がウツマミ◆

オジイのテンプラ屋〜高齢者生産物の販路開発(計画中)

ザツギョ(雑魚)はおいしい

 漁業を生業の柱として生きてきた島の男性たちが、もっとも輝くのは、海に出るいるときです。しかし、近年の燃料代の高騰・魚価の低迷から、高齢者は船を維持することさえ困難になりつつあります。
 特に問題となるのは「雑魚」の扱いです。高級魚は那覇方面にも売れますが、雑魚の場合、せっかくセリに出しても値が入らないことさえあります。
 そのため、高齢者が捕獲する「雑魚」を適正な価格で買い取り、一定の収入を確保できる仕組み作りが必要です。現在、雑魚を「テンプラ」あるいはフライやカマボコ等の揚げ物にして販売する店舗の開業を検討しています。施設の面などですぐには実現できませんが、現在、漁協と連携して地元資源の活用=高齢者生産物の流通・販路開拓を模索しています。

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NPO法人
いけま福祉支援センター

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沖縄県宮古島市平良字池間90-6
◆きゅ〜ぬふから舎
TEL.0980-75-2870
FAX.0980-75-2872
◆シマおこし部事務所
TEL&FAX.0980-75-2501