高齢者の経験や生活の知恵を記録にとどめ、そこから次世代へひき繋ぐべき島の宝物を再発見していく取り組みとして「アマイ・ウムクトゥ・プロジェクト」を実施しています。
アマイ・ウムクトゥとは、島で生きてきた高齢者の生きる知恵、生きる力、生きる思想を指す池間の言葉です。まずは、戦前の姿を知る高齢者へのインタビューを通じて、島のアマイ・ウムクトゥを学び、記録しようと思います。その知識や技を次世代に伝承する仕組みとして、「学びの場」を作っていくことが必要となります。
また、これらを何らかの「形」にしていくため、島の素材を用いた手仕事(ミソや豆腐づくり、イカの餌木(イカビジュ)、アダナスの縄や草履など)や、
かつて島で作られていた農産物の見直し、海産物の付加価値を高めていく工夫など、「生産の場づくり」も求められています。